ニッポン、カヤック釣り紀行
琵琶湖・滋賀編

ニッポン、カヤック釣り紀行

日本最大の淡水
母なる湖・琵琶湖へ

SPECIAL THANKS TO YAI YAI TSUSHIN
BY LODGE MONDE

西伊豆を拠点にMTBツアーやカヤックフィッシングツアーを手がけるBASE TRESの松本潤一郎氏。彼が綴る「ヤイヤイ通信」というブログを、当ジャーナルでもご紹介させていただけることになりました。 松本氏の魅力溢れる生き方は、その文章にも存分に現れています。ニッポンをカヤックで釣りわたる紀行文や、西伊豆での暮らしの様子もお伝えしていく予定です。

今回は日本最大の淡水湖、琵琶湖へ。広大なフレッシュウォーターにやっとカヤックを浮かべられる時が来た。

今回のメンバーはRawLow Mountain Worksのリョータロー氏とHIKER TRASHのいわし君。そして琵琶湖に通い詰めるCIRCLESのシゲちゃんに琵琶湖をガイドしてもらうことに。

全員はじめてのカヤックフィッシングであるけれど、各自フライフィッシングやバス釣りに精通しているので、釣りがはじまる前からのグループチャットでもみんなの気分が高まっているのを感じられた。

海ではあまり使うことのないサイドビューを見ながら駆けあがりを中心に打ち込んでいく。湖面に漕ぎ出すのと同時に風が吹き始め、釣りにくい状況ではあるが、みんなホビーカヤックのドライブをすぐに使いこなしてホバリングしながらポイントを移動。


するとシゲちゃんが投げるブレード系ルアーにニゴイ! 陸っぱりと違い、水の上を動く不安定なカヤックの上からやり取りに少し手こずっていた。

そしてすぐに30アップのバスを釣り上げていた。さすがです!


自分はまた横着して海用のルアーをドボンドボン投げ込んでいたのでノーヒット。てか、伊豆の釣具屋にバス用のルアー置いてないから準備ができなかったんだな……。


ここでさらに風も強まって来たので陸に上がることに。琵琶湖くらいの大きな湖だとほぼ海に近いパワーの波が起こるの要注意。上陸の際のばたばたで、いわし君のスピニングタックルを琵琶湖へ奉納するハプニングもw 1日目はこれにて終了。

このアウトローなメンツだと、自然の流れで夜はタープを広げて宴へ。そしてそのまま車中泊。翌朝は風も収まり快晴。

2日目は湖面が穏やかななために、おもいおもいのポイントへ各自カヤックで移動しながらの釣り。小型ながらも全員安打の報告がグループチャットに流れてくる。自分も持ち合わせているもっとも小さい、北海道でアメマス用に買ったスプーンで子バスを釣り上げることができた。この日もシゲちゃんは30オーバーを釣り上げていた。うまいね!


暑くなってきたし、この日の翌日は愛知の蒲郡でイベントだったので昼前に終了。北海道のトラウト釣りもそうだけれど、やはり専用のタックルで挑まないと成果出しにくいですね! 釣りってやっぱり難しい……。だから楽しくもあるのかな。



翌日まで陸っぱりで粘ったいわし君はデカバスをゲット! 時間をかけて向き合った結果だね。

このメンツでの釣り旅もやって行きましょう!ということで今回はこれにて解散。次回は10月。伊豆半島のホームでカヤックからジギングやります。いまから楽しみ!

松本潤一郎(まつもと・じゅんいちろう) 株式会社BASE TRES代表。1982年、横浜市磯子区出身。17歳にてヒマラヤ・アンナプルナサーキットのトレッキングを端緒に、世界各国を旅する。24歳で南米23000㎞をオフロードバイクでまわったのち、西伊豆・松崎町に移住。山中に眠っていた古道と出会ったことで「西伊豆古道再生プロジェクト」を立ち上げる。その後、再生した古道をマウンテンバイクで走れる「YAMABUSHI TRAIL TOUR」、宿泊施設「LODGE MONDO -聞土-」など、西伊豆の観光を盛り上げる事業を次々と展開。最近はホビーカヤックを使ったカヤックフィッシングツアーを開始。自身がカヤックで日本の海辺水辺を釣りまわる「ニッポン・カヤック釣り紀行」も発表中。 松本氏の半生についてお話を聞いた、THE INTERVIEWも合わせてご覧ください。

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